歯の治療って具体的に何するの?vol.3
2018/10/06
歯の治療って何するの?3回目になります。今回は前回の虫歯に続いて、歯の神経の治療について解説していきます。
歯の神経は、歯に対する栄養供給を行う一方で、感じるもの全てを痛みとして受け取ってしまう厄介な存在でもあります。知覚過敏という、歯が凍みる症状も、歯の神経が周囲の温度変化を痛みとして受け取ってしまう事に由来します。
虫歯が進行し、歯の神経まで到達すると歯の神経に虫歯菌が感染し、とてつもない痛みを発してしまいます。その場合、歯の神経を除去する必要がありますが、ここでもまた一つ、厄介なことが生じます。それは、歯の神経を除去したまま放置できないということです。歯の神経を除去したまま放置すると以下のような現象が起こります。
1.歯の神経を除去すると、歯に対する血液供給の一切が無くなります。
2.血液供給を失った歯の神経の管(歯髄腔)は、一切の免疫機能を失います。
3.免疫機能を失った神経の管(歯髄腔)は細菌にとって、これ以上ないパラダイスになり、思う存分に分裂・増殖していきます。
4.育ちきった細菌は、勢力拡大のため、歯の根の先端から骨の中へと攻撃を仕掛けていきます。
以上のことから、歯の神経の治療は細菌感染を防ぐ処置までを完了させないと、永久に治ることはありません。治療が途中のままになっている方は、是非一度ご相談下さい。
次回は被せ物(差し歯)の治療について解説していきます。
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小竹向原歯科クリニック
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